第30回「ASEANビジネスは点ではなく面で捉えよ」大湯琴音さん((株)オフィス大湯)

◆藤岡先生との出会い

2018年6月、明治大学グローバル・ビジネス研究科で藤岡先生の授業「アセアンの政治経済事情」を受講したことが切っ掛けです。既に別な海外研修でカンボジアとマレーシアを訪問していたので、次は親日国タイの現状を先生のもとで学びたいと受講を決めました。

バンコク・フィールドワークには、自分達でテーマを決めて訪問先を探すという「自主」で能動的に動く課題があり、それによって当事者意識を持つことができました。


◆印象を受けたフレーズ

ASEANビジネスを考えるときは、問題認識・危機意識・当事者意識を持ち、点ではなく面で捉えよ、との言葉です。

日本は少子高齢化や法規制により、かつての様な勢いはなくなってきているのは理解したつもりでした。しかし私はどこか他人事で、実際のアジアの勢いはどれほどのものなのかを知りませんでした。先生の実務に裏打ちされた分かりやすいお話と、実際にバンコクを訪問し、現状を目にし体験することで理解が進みました。若者が多く、活気に満ち、インフラ整備も想像以上のスピードで進んでいるASEANの現状を知ると同時に、自分は日本の将来のために何ができるのだろうと考える切っ掛けになりました。


◆今後の決意

点ではなく面で捉えよとの言葉が頭にあります。今後はASEAN各国を巡り、この目で現状を確認したいです。先生のバンコク研修から1年半。先日再びバンコクを訪れました。そんなに期間が空いていないのに、電車のアナウンスがきめ細かくなり、歩道は整備され、インフラも更に整い、経済発展のスピードの速さを感じました。

私は前職の地方警察で自殺統計担当や相談員を経験。今はキャリア・コンサルタントとファイナンシャル・プランナーをしています。日本以外の多様な生き方や価値観を学び、飛び出して得た知識と経験を、まだ情報の少ない地方の人材育成やビジネスに役立てたいです。

明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科

14期 大湯琴音



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