第51回「学ばせてもらった分、世間に恩返しをする責任がある」荒井ちひろさん(大手電機メーカー)

◆藤岡先生との出会い
勤務先企業の研修として、先生の事業の一つでインターンシップをさせていただいたのがきっかけでした。
その後先生の講義を拝聴したく、明治大学専門職大学院の「経営戦略とマネジメントコントロールシステム」という講義を科目履修生として聴講させていただきました。

◆感銘を受けた言葉
『巨人の肩に乗る(フランスの哲学者ベルナールの言葉の引用として)』『勉強の成果は、支えてくれた周囲の人のために使う』が印象に残っています。
この2つは、勉強することの意味を教えてくれた言葉です。前者は、「先人達の積み重ねた発見を学ぶことで、一人の人生では到底到達し得ない場所からの景色を見ることができる」という意味です。その気になれば学びの機会が溢れている、現代の環境の有難さが身に染みたと共に、その機会を活かして学び続けなければならないと、身が引き締まった言葉でもありました。後者は先生ご自身の言葉で、エネルギッシュに活動される先生のモチベーションの源泉となっている考え方なのかなと理解しました。「自分の学びには大変なコストがかかっており、それを負って支えてくれた周囲の人(先生や家族だけでなく、自分が学んでいる間に働いて社会を回してくれた人々)に、自分の学びの成果を還元しなくてはならない。」という意味でした。(先生が学び、還元されているものとは比べ物になりませんが、)私も、今まで自身に学びの機会を与えてくれた周囲に感謝し、その恩を返さなければならないと、ハッとさせられた言葉でした。

◆今後の決意
先生のお言葉から、「学ばせてもらった分、世間に恩返しをする責任がある」「勉強すれば、もっと知らない景色が見える」という、勉強することの責任を感じると同時に、勉強欲を刺激された思いでした。そして、今までの仕事に直結する(目先に役立つ)勉強だけではなく、興味の裾野を広く持って、たくさんの分野を学びたいと思うようになりました。今後とも自分のできるところから学ぶ姿勢を続けていき、短期的な損得ではなく、より広い視野と長期的な目線を持つよう心掛けたいと思います。また、それを仕事やその他の活動を通じてきちんと世間に還元し、恩返しをしていけるよう、頑張ります!

紫藤会

学問は人の幸福に資するものではなくてはならない。 幸福とは何か?美しさとは何か? 経営学の可能性を信じて御茶ノ水から世界へ。

0コメント

  • 1000 / 1000