第32回「物事の本質的な意味が理解できれば、数字では表せられない何かが見つかるかもしれない」宮崎友一さん(大手金融系シンクタンク)
■先生との出会い
MBS藤岡ゼミ一期生です。
さまざまなな想いや選択肢がある中で、日本でそして明治大学で教鞭をとることを英断された藤岡先生に感謝しております。
その明治大学における記念すべき一期生として、藤岡ゼミで論文指導を受けられたことを誇りに思います。2018年4月にゼミが開始して以来2年足らずですが、タイや軽井沢での合宿等を通じて内容の濃い日々を過ごさせていただきました。また、紫藤会も2年目を迎え、藤岡先生や瀬古さんと共に会を盛り上げていきたいと考えております。
■感銘を受けたフレーズ
紫藤会メンバーの多くの方々が感銘を受けたように、私も藤岡先生から学んだ哲学のエッセンスを身につけたいと思いました。誤解をおそれずに言えば、MBAで学ぶような数字で分析したりフレームワークを使うことは経営を理解する一つの指標になるかもしれません。無論それも経営にとっては大事なことです。しかし、そういった視覚的なものの捉え方ではなく、物事の本質的な意味を理解することができれば、数字では表せられない何か別の答えが見つかるかもしれません。2500年以上の歴史をもつ哲学を藤岡先生が重視される理由がわかります。今後も学習を続けて、ビジネスはもとより人生に彩りを添えたいと思います。
■今後の決意
私は金融系シンクタンクに勤めています。
従来の中期経営計画は3年でしたが、今期は5年の経営計画を打ち出しました。銀行の本業は融資事業ですが、超低金利時代で低迷が続いています。そこでわが社(グループ)では、「金融」から「非金融」分野における価値の創出を中計の柱におきました。競争する相手が業界に留まらないということを銀行もようやく気づいたのかもしれません。今さらと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、銀行にとっては大きな決断です。その点、様々な業界のエリートが集う紫藤会は新しい価値を創出できる絶好のチャンス、今後とも宜しくお願いします。
*2018年9月、ゼミ合宿でバンコクを訪れた際に佐渡島駐タイ大使と一枚
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