第9回「見えるものだけを見てはいけない。見方を変えればまた違ったものに見えてくる」宮本 伸久さん(ぎおん浄廟 オーナー)

■【先生との出会い】

2014年9月に同友会のビジネスマッチングがバンコクで開催され、そこへ参加した際に藤岡先生のお話を初めて聞かせていただきました。ASEANに関して何も知らなかった私は、先生のお話を聞いて衝撃を受けたと同時に危機感さえ覚えました。日本に帰ってからすぐに先生の著書や先生のインタビューされた記事などを見つけて読ませていただき、今まで無知だった自分を反省するとともに益々危機感は募っていきましたが、新しい視野と知識と興味を与えていただいたおかげで新しいビジネスへの意欲が湧き、ASEANでビジネスを始めるきっかけとなりました。

■【感銘を受けたフレーズ】

「見えるものだけを見てはいけない。見方を変えればまた違ったものに見えてくる」ということを絵を使って教えていただいたことが非常に印象に残っておりまして、私は下手な先入観を持つと見えるものも見えてこないんだなという受け取り方をしていました。

海外でビジネスを始めて自分の常識や日本の常識は一切通用しないことや宗教・文化・習慣など全てにおいての環境の違いを受け入れなければならないことを経験して、海外でビジネスを進めていく為にはあらゆる視点から物事を見る眼を育てないといけないこと、そして今までとは違う角度で物事を判断しなければならないことがわかって、あらためて先生のおっしゃる意味が理解できました。


■【自分の決意】

フィリピンのセブで始めたビジネスの経験で得た知識や経験を、またビジネスを開始すると同時に、藤岡先生にご紹介いただいて広島大学大学院で海外拠点に関するプログラムやマーケティングを勉強させていただきましたので、何とかそれを人のお役に立てるよう伝えていきたいと考えています。

広島のお好み焼きの味を是非ASEANの人達に知っていただきたいと考えている人は広島には沢山いらっしゃると思います。私もその中の一人です。時間はかかるかもしれませんが、私もその一端を担うことができればいいなと思ってます。

私の中でいつも模索している「価値共創」。「お客様に最高のサービスを提供するためには何が必要なのか」を常に考えておくことが重要なポイントで、これを何とか自分の納得できる内容でビジネスの中で具体的に形にしたいと考えています。

日本で経営しているフューネラルビジネスは、「心」の部分が非常に大事であり、ビジネスでは割り切れない場面が多々あります。それは日本の伝統や文化だと私は考えています。

しかし最近ではその「心」の部分が後回しになる傾向にあります。大きな流れは私達には変えられませんが、私達だけでも日本の伝統や文化を大切に守っていけるよう努力します。

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