第91回「ビジョンに必要なのは根拠やリーダーではなく、若者の情熱」百目鬼繭子さん(㈱三菱UFJ銀行)
1.先生との出会い
新興国のマネジメントの授業が藤岡先生との衝撃的な出会いとなりました。同期の友人に夢を語った時、「藤岡先生の授業を取らなきゃダメだよ、履修登録あさってだから、まだ間に合う。」仮履修もせず、何も知らずいきなり飛び込んだ授業でした。初めて授業に参加した時のことは今も覚えています。藤岡先生のお顔も知らずに飛び込んだ授業で、不躾にも質問をした際、「不確実ではなくリスクという言葉を選んだね。良い質問です。」とおっしゃられた先生の鋭い眼光に瞬殺されました。自分の圧倒的無知を先生の目で察知するという、衝撃的な瞬間でした。
そこから毎週金曜日は、絶対に遅刻できない講義と会社で定時退行宣言、脱飲み会宣言をし、先生の一言一句を逃さないために存在する重要な金曜日に変わりました。その後、戦略とMCSや海外研修、先生の深い見識が随所に織り込まれた講義は全て履修し、毎回学びだけではない自分自身への深い問いをいただいている思いです。ご縁をいただき、来年度より藤岡ゼミの入室許可をいただくことができ、心新たにしております。
2.感銘を受けた言葉
「ビジョンに必要なのは根拠やリーダーではなく、若者の情熱」
諸先輩方が藤岡先生のお言葉を多く記されているように、私自身、藤岡先生の発する深い哲学的な問いに心揺さぶられ感銘を受ける日々です。このお言葉は、戦略とMCSの講義の最終回での先生の言葉です。仕事や学びで得られるものと、自分の人生観や成したい事をどう融合させたら良いか悩んでいた私にとって、情熱の大切さと、その情熱に向かい突き進もうとする今の私の原動力となっています。
3.今後の決意
私ができる事は小さな事です。自らの情熱と志を軸に、虫の目、鳥の眼、魚の眼を持って、動き、失敗し、内省し、適切性を身につけ、人生をかけて仕事に社会により良い未来を後生に繋いで行けるよう努力して行く所存です。
MBSでの学びはあと1年と短くもありますが、藤岡ゼミの一員として、あと1年も先生に教えていただける時間がある事に感謝し、先生の説く不易、変易、易簡の三易を少しでも自分の中に落とし込めるよう、邁進して行きたいと思っております。
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