第83回「誰に嫌われるかを決めること」佐々木大輝さん(本邦航空会社グループ勤務)

◆藤岡先生との出会い

明治大学ビジネススクール入学後に「新興国市場のマネジメント」を受講したのが先生との出会いです。漠然とアジア地域に愛着があり受講を考えておりましたが、初回の授業から圧倒される講義内容に毎回感銘を受け、過去にない充実感のある日々を過ごしました。このご縁をきっかけに藤岡ゼミに入ゼミさせていただきました。講義やゼミにくわえて、タイでの2度のフィールドワークやアジア市場経済学会への参加など、広く世界と社会を見る刺激と学びの機会をいただいております。

◆感銘を受けた言葉

紫藤会の諸先輩方が多くの心に残る言葉を寄せられておりますが、私は「誰に嫌われるかを決めること」という言葉に感銘を受けました。先生の戦略論の講義等において、戦略の本質は何をしないのかを決めることであり、誰に嫌われるかを決めることが重要であるとおっしゃられます。仮に選択した結果が失敗したとしても、何が失敗であったのかを特定することができて、失敗を資産化できることを学びました。仕事や人生においても、やりたいことを決めて行動することは出来ても、やらないことを明確にすることは意識しないと出来ないことです。この言葉が胸に刺さり、これまで考えなかった視点から物事を捉える習慣が身につきました。

◆今後の決意

藤岡先生とご一緒させていただく中で、実社会と学問の世界が繋がることの重要性を日々実感しておりますが、この2つの世界を架橋することは半端では実現できないと感じております。実際に世界で体現されている藤岡先生を拝見して、恐れながらも「いつか先生のように自分も実現したい!」と、子供の頃夢見た「プロ野球選手」のような憧れを抱いております(藤岡先生はメジャーリーガーです)。この夢を憧れで終わらすことなく、目の前のやるべきことを一つひとつ積み重ねていき、いつか自分自信も社会と学問の世界を架橋させ、先生のように誰かの為に行動できるように成長したい所存です。今後とも紫藤会の皆様から刺激を受け、自己研鑽してまいります。


紫藤会

学問は人の幸福に資するものではなくてはならない。 幸福とは何か?美しさとは何か? 経営学の可能性を信じて御茶ノ水から世界へ。

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