第79回「必要なのは正しい問いを立てる力」増田大樹さん(㈱増田商店)

☆藤岡先生との出会い

 2021年4月に明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科(以下、MBS)へ入学しました。入学ガイダンスの際、当時の藤岡先生のゼミ生の方から「とにかく凄い先生がいる」と評判をお伺いしました。その言葉がひっかかっており、1年の秋学期に「戦略とマネジメント・コントロールシステム」の授業を受講したのが先生との出会いです。

 藤岡先生の授業を受けると、これまで知っていると思っていた理論やフレームワークの見え方が180°変わった衝撃をはっきりと覚えています。そして、感動そのままに藤岡ゼミの門を叩くことになりました。


☆感銘を受けた言葉

「必要なのは正しい問いを立てる力」

 藤岡先生のご教示を受けられた方なら「パースペクティブ」についてお伺いしたことがあると思います。不確実性が増し混沌とする世の中において、どのように意思決定を行うのか?「必要なのは正しい問いを立てる力」だと藤岡先生はおっしゃいます。正解がない世の中だからこそ、その前提となる問いは正しく設定する。そのために、世の中を様々な観点から観測する視座(パースペクティブ)を獲得することが重要だと教わりました。私は地方の中小企業の後継者として、経営に携わる立場になります。経験したことのない経営にどのように立ち向かえばよいのか。五里霧中の先が見えない気持ちの中、進むべき道を見つけるためのコンパスとなる言葉として強く心に刻まれています。


☆今後の決意

 私はこれから地方の中小企業の後継者として経営に携わることになります。藤岡先生に教えていただいた経営の心構えや知識を指針に、三方良しの企業を実現させます。

そして、MBSでの授業、諸先生方や同級生とのディスカッションを通して痛感したことは己の小ささ、能力の至らなさです。この悔しさを胸に、一生学び続けることをやめない。これからも紫藤会の活動を通じて、藤岡先生と会員の皆様から多くの学びを得たいと思います。


紫藤会

学問は人の幸福に資するものではなくてはならない。 幸福とは何か?美しさとは何か? 経営学の可能性を信じて御茶ノ水から世界へ。

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