第58回「多様な視点を身につけ、ニッチを見つけて生き残る」桑原彩乃さん(早稲田大学ビジネススクール MBA2019年修了)

■藤岡先生との出会い

 藤岡先生とは、恩師である早稲田ビジネススクールの根来龍之先生にご紹介いただき、2019年11月にサシンで行われたNikkei-Sasin Forumで初めてお会いしました。イベント運営のお手伝いや、MBSの方々との交流の機会をいただき、大変感謝しております。先生の基調講演は示唆に富んで大変分かりやすく、日本やタイにおけるSDGsの取り組みについて理解を深めることができました。

■感銘を受けた言葉

 先日の紫藤会では「自分自身の多様な視点を身につけ、ニッチを見つけて生き残る」とお話しをされていました。その基礎となるのはリベラルアーツであり、アートや自然科学への教養がこれからの時代を生き抜く糧となると理解しました。

 ビジネススクール在学中は、様々な経営者から話を聞く機会に恵まれました。経営者は、常に不確実な状況下で、重大な決断を繰り返し行っています。歴史や自然科学への造詣が深い経営者も多く、そういった思考の基礎となる教養を身につけることが、より良い判断、そして成果に結びつくのではないかと考えていました。

 今回の先生のお話を伺い、改めて教養を深めることの重要性を再認識しました。

■自分の決意/今後の行動

 先生は「心地の良いところから脱皮する」とも仰っていましたが、そのためには絶えず挑戦し努力することが必要です。

 現在は帯同家族としてタイに滞在しておりますが、来るべき本帰国と再就職に向け、自分自身の基礎力を強化する時期だと捉えています。キャリアの断絶によって得られた時間をプラスに変えられるように、歴史や音楽、アート等、今まで縁がなかった領域に挑戦しています。

 不確実性の高い時代だからこそ、どんな状況にも柔軟に対応し、しなやかに生き残っていけるように、今こそ教養を養い、自分の視点を磨く時間にしたいと思います。


紫藤会

学問は人の幸福に資するものではなくてはならない。 幸福とは何か?美しさとは何か? 経営学の可能性を信じて御茶ノ水から世界へ。

0コメント

  • 1000 / 1000