第42回「ワンアディショナルラインの視点を絶えずもつこと」小林隆志さん(ソネディックス シニアマネージャー)

◆藤岡先生との出会い

名古屋商科大学大学院で,藤岡先生の講義を受講しました。

大阪から遠征して、東京にて講義を受けさせていただき、オックスフォードのスタイルとハーバードとの違いを鮮明にご講義いただき、先生の清濁併せ呑む心の広さに、学問の奥の深さと、どんなに困難なことでも、雲外蒼天というように、乗り越えた先に達成感があることに気づかせていただき,印象深い講義でした。

◆感銘を受けたフレーズ

「ワンアディショナルラインの視点を絶えずもつこと」

 営利性と社会性の両側面から考え、社会や業界やステークホルダーの文脈を感じ取り、倫理観を醸成されていない人材がいれば、再度徹底的に教育をやり直す。その勇気だったり手間を惜しんではならないのだと思いました。倫理観を阻害する関係性を一旦断ち切るために組織、システムを効率的に活用し、マネジメントと共有価値、組織風土が整合するような仕組みを作り、強靭な企業体質を創造することができれば、そこに集う人々は、サステナビリティを実演するリーダーなのだと感じました。

「ステークホルダーの文脈を理解する」

 自分の直観と経験に基づいて、ステークホルダーを本当に信頼できるか、この判断は企業として正当性があるかと自問自答し、誠実な姿勢で判断することが必要だと思いました。

◆私のこれから

 建設工事従事者は、生命や財産を担う社会公共基盤を整備している役割を担っている。社会公共から監視されていること、会社の暖簾を社員自身が愛着を持っているからこそ、経営の足を引っ張るような行為は許容されないこと、顧客からの信頼があってこそ、次の受注につながっていることから、リーダーとして与えられた使命をいかに果たすか、その意義を探究し、思い詰めても迷ったときには、藤岡先生の教えを思い携えて、生きていきたいと思います。


紫藤会

学問は人の幸福に資するものではなくてはならない。 幸福とは何か?美しさとは何か? 経営学の可能性を信じて御茶ノ水から世界へ。

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