第100回「できるところから少しずつ進めていけばいい」鈴木孝典(税理士事務所代表)
1.藤岡先生との出会い
私は都内で税理士事務所を営み、中小企業の皆さまの税務・会計支援に携わっております。日々の実務では、決算、資金繰り、人材、事業承継など、さまざまな経営課題に向き合っています。
その中で感じてきたのは、企業経営は数字だけでは語れないということです。財務諸表は大切な資料ですが、その背景には経営者の考え、組織の雰囲気、社員の努力、将来への思いがあります。数字は結果であると同時に、その会社の歩みを映すものだと感じております。
こうした思いから、より広い視点で経営を学び直したいと考え、明治大学専門職大学院で学ぶ機会を得ました。そこで藤岡先生と出会えたことは、私にとって大きなご縁となりました。
2.感銘を受けた言葉
藤岡先生のご指導を通じて学んだのは、理論を知識として覚えるだけでなく、実際の経営課題と結びつけて考えることの大切さです。現場で起きていることを経験や感覚だけで判断するのではなく、整理して考える視点を教えていただきました。
私が、中小企業に対して税務だけでなく、管理会計や経営支援にも取り組んでいきたいとお話しした際、先生からいただいた「できるところから少しずつ進めていけばいい」という言葉が特に印象に残っております。
理想を掲げても、実務の現場では日々の業務に追われ、すぐに形にすることが難しい場面も少なくありません。そのような現実を踏まえたうえで、この言葉をいただけたことは、大きな励みとなりました。
また、実務経験を重ねるほど、自分の考え方が固定されてしまうこともあります。先生の講義や対話を通じて、それを見直し、新しい視点で物事を見る大切さも学ばせていただきました。
3.今後の決意
変化の激しい時代の中で、専門家に求められる役割も変わってきていると感じます。税理士も、制度を扱うだけでなく、経営者とともに考え、課題を整理し、今後の方向性を一緒に考える存在であることが求められているのではないでしょうか。
私自身、まだ学びの途中です。実務と学びの両方を大切にしながら、少しでもお客様や社会のお役に立てるよう、これからも努力してまいります。
藤岡先生とのご縁、そしてこのような学びの機会に感謝しております。
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