タイ・サシンにて在タイ日系企業幹部向け物流セミナーを開催
2025年11月21日、チュラロンコン大学サシン経営大学院において、在タイ日系企業幹部を対象とした「物流セミナー」が開催されました。本セミナーは、サシン・マネジメント・コンサルティング(SMC)、サシン日本センター(SJC)、泰日経済技術振興協会(TPA)などの共催により実施されました。
開会にあたり、TPAのナレス事務総長が歓迎の辞を述べ、続いてサシン日本センター所長であり明治大学専門職大学院教授の藤岡資正先生が、タイの物流をマネジメントの視点から概観する基調講演を行いました。
特別講演では、早稲田大学名誉教授の吉本一穂氏が登壇し、産業工学・経営工学の理論を踏まえた生産性向上および物流革新の枠組みについて講演した。講演では、「フィジカル・インターネット」「IE(インダストリアル・エンジニアリング)」「VE(バリュー・エンジニアリング)」「ABC分析」などの実践的アプローチが紹介され、参加者の高い関心を集めました。
また、サシンMBA卒業生でアジア・モダン・パック社ディレクターのアティチャイ・スワナペン氏が、自身のファミリービジネスにおける物流改善の取り組み事例を発表。モデレーターは、同じくサシンMBA卒業生でGo Beyond Asia社マネージングパートナーの岡田知宏氏が務めましたた。最後は、GVA Law Office(Thailand)の公文大弁護士が登壇し、日本企業がタイでビジネスを展開する際に直面する法的課題について解説しました。
セミナーには、日系大手企業および中小企業経営者が多数参加。日本からも経営者や専門家が来タイし、タイと日本の間における物流分野での連携強化と知見共有の場となりました。
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