2024年11月23日、第10回紫藤会がタイ・バンコクのサシン経営大学院(TKホール)で開催されました。今回のテーマは「アジア市場での競争と共創」。東京とバンコクから総勢80名の参加者を迎え、2部構成で行われました。参加者同士の活発な交流と深い議論が繰り広げられる中、アジア市場における競争と共創の可能性を探りました。
第1部:多様な視点からの講演
第一部では、3名のスピーカーが登壇し、それぞれの専門分野から貴重な知見を共有しました。
堀江様(ABeam Consulting Thailand社長)
日本国内で若手中心の部門を率いた経験から、Z世代との共創をテーマに講演。日本とタイの異文化の中での若手育成の重要性や、新しい価値創造のあり方について語られました。
小田原様(Personnel Consultant社長)
タイ人の就職観の変化や、日本企業がアジア市場でどう立ち位置を確立すべきかを解説。現地採用の最新動向を交えた具体的なアドバイスに、参加者から多くの関心が寄せられました。
岡田様(サシンMBA卒業生/ビジネスプロデューサー)
最近プロデュースされた「French Ramen」を例に、サシンでの学びや人脈がどのように事業成功に結びついたかを語りました。具体的な事例紹介は、参加者の実務に役立つヒントにあふれていました。
第2部:藤岡先生と岩井様による対談
第二部では、藤岡先生をゲスト講師に迎え、日野自動車の岩井様が聞き手となり、対談形式で進行しました。
藤岡先生の著書を題材に、タイ市場の特性やアジアで活躍する日本人ビジネスマンに求められる学びについて議論が展開され、参加者も交えてディスカッションが行われました。タイビジネスの基本事項(国の平均と首都圏の一人当たりGDPの違い、グレイエコノミー等々)を深掘りしながら、今後の日本企業の可能性を探る機会となりました。
参加者からは、「多様な視点から学べる貴重な場だった」「タイと日本のつながりを再認識した」「バンコクにはない良質の勉強会だったので、つぎから、まわりの駐在員にも声をかけたい」といった声が多く寄せられ、盛況のうちに幕を閉じました。次回の紫藤会も、さらなる交流と知見の共有を目指し、多くの方のご参加をお待ちしています。
紫藤会/SHITOKAI
学問は人の幸福に資するものではなくてはならない。 幸福とは何か?美しさとは何か? 経営学の可能性を信じて御茶ノ水から世界へ。
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