第92回「問題意識、危機意識、当事者意識をもつ」石郷岡成樹さん (ウェブファイブ(合))

1.藤岡先生との出会い

私が初めて藤岡先生に会ったのは、「戦略とマネジメント・コントロール・システム」の授業で、明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科(MSB)に入学した秋学期でした。以前から藤岡先生の講義は興味深いと聞いていましたが、私の研究はマーケティングに重点を当てていたため、春学期はその関連講義を優先し、藤岡先生の授業は秋学期に受講する予定でした。秋学期が始まり、授業が始まったとき、藤岡先生が伝えるメッセージを漏らさず受け止めるため、全神経を集中して講義に耳を傾けました。先生のシンプルな言葉や鋭い質問は、私の心に深く刺さり、講義終了後には必ず藤岡先生から学びたいという強い思いに至りました。その後、タイ研修や藤岡ゼミ見学会に参加し、ゼミ生とし入室する機会を得ました。この場を借りて感謝の意を表したいと思います。


2.感銘を受けた言葉

藤岡先生から感銘を受けた言葉は数多くありますが、特に印象的なのは次のような言葉です。

「問題意識、危機意識、当事者意識をもつこと」

藤岡先生は講義の中で、リーダーシップに必要な3つの意識、すなわち問題意識、危機意識、当事者意識を持つことの重要性を強調されています。問題を特定や原因の分析、解決策の提供は重要ですが、それ以上に適切な問いを立て、知識を創造することのがリーダーシップには本質的であると述べています。藤岡先生の言葉は非常にシンプルでありながらも、その背後には深い意味があります。物事の本質やコンテキストを深く探究し、多面的な視点から考えることが、自らの生き方における指針になることを理解しています。


3.今後の決意

藤岡先生や藤岡ゼミのメンバーたち、紫藤会の諸先輩方、そしてMBSといった多くのご縁を大切にし、これからも絶えず学び続けることを心に決めています。そして、自身の描く理想を現実に近づけるために、茨の道を歩んでいく所存です。藤岡先生がおっしゃるように、「人として成長しようとするなら、少しでも背伸びしないと能力は開発されない。能力開発には、不快な思いをたくさんし、目標をストレッチされなければならない。」この言葉を胸に、自らに挑戦を与え続けることでコンフォートゾーンから脱却し、成長を遂げていきたいと考えます。また、アジア市場への挑戦を志す経営者として、社会の不を解消し、貢献できるよう努めていきます。

紫藤会

学問は人の幸福に資するものではなくてはならない。 幸福とは何か?美しさとは何か? 経営学の可能性を信じて御茶ノ水から世界へ。

0コメント

  • 1000 / 1000