第66回「経営は主役が人で、サステイナブルな仕組みを作ることが経営学の醍醐味」岩井博史さん(Hino Motors Asia Ltd., Sasin EMBA 2022年卒)

■先生との出会いと感銘

実はまだ藤岡先生とは直接お会いしたことがありません。21年初めにサシンEMBAへの入学が決まった後に、Zoomで会話させて頂いたことが唯一の接点です。しかし、その時の印象が強烈に残っています。入学の経緯やSasinへの期待等をお話しする中で、社会人20年目を越えてEMBAを学ぶ意義の話題に及んだ際に、「経営は主役が人で、サステイナブルな仕組みを作ることが経営学の醍醐味」と藤岡先生の穏やかな語り口の中にも、画面越しに感じた熱い意志が心に突き刺さって来ました。社会課題に対して強い使命感を持って立ち向かっておられる事がひしひしと伝わり、「これは負けてられないな」と感じた記憶が今も鮮明に思い出されます。


■今後の決意

自動車業界は100年に一度の大変革期と言われる状況の中、ASEANの商用車業界においても、中国テック・物流DX・電動化の掛け合わせで日々新たな動きが加速しており、日系メークのプレゼンスに危機感を感じる事が多くなっています。一方で、日本社会に目を転じてみると、成熟社会と言われる中で、西粟倉村の様に林業廃業の危機を乗り越えて逆に地域の魅力を発信するモデル作りに挑戦する動きも各地で広がりつつあると聞きます。

社会課題の解決に向けてどうアプローチするのか、目利きとしてのプロデューサー側がバリューとして訴求したい事は何なのか、我々は後世に何を残していくのか、、。こういった問いに対して、「サステイナブルな仕組みを作り、人と繋がり、世の中にプラスの流れを作ること」を実践することが私の使命の一つと捉えています。

駐在員として求められる成果とサシンでの勉強の両立に苦労する日々ですが、熱い意志を持って持続可能な仕組み作りに挑戦し、社会に還元できる日が来ることを楽しみに、精一杯頑張りたいと思います。

岩井博史

Sasin EMBA2021


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